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二日目 諏訪四社めぐり


2025.4.13


 今日は天気が悪いようですが、諏訪四社巡りをしたいと思います。天気が持てば良いんだけれど。まぁ、桜は昨日のうちに堪能しておいたからいいか。



起床
 8:00、道の駅小坂田公園で起床。かなりよく寝ました。リラックスワゴンに乗って12年と半年、寝る時間がどんどん長くなっている気がします。

 さて、お着替えをしてトイレに行って、出発の準備が完了です。では、昨日LAMUで買っておいた菓子パンを朝食として食べながら、諏訪へ向かいます。



諏訪大社 下社 春宮
 9:00、諏訪大社の一つ、下社春宮に到着。ここから四社巡りをスタートします。石鳥居をくぐって境内に入る。
 境内の中央部にあるのが神楽殿。1680年頃に建立された建物で、御神楽を行う場所のようです。注連縄が太い。
 左が重要文化財となっている幣拝殿。幣拝殿の両側に、左右対称に見えるように「片拝殿」が設けられ、それぞれが独立した建物として存在しているので「左右片拝殿」とも呼ばれるそうです。じゃ、幣拝殿に参拝しましょ。
 あとね、この社殿には本殿がなく、御神木(杉の木)を祀るという原始信仰の形を残しているんだそうです。
 右は一之御柱。諏訪大社と言ったら御柱だよね。
 こちら結びの杉。地上10m付近から二つに分かれていますが、根本は一つにまとまっていることから、結びの杉と呼ばれているそうです。春宮のご神木。
 それでは授与所で御朱印をいただきましょう。雨も降っているというのに10人ほどの参拝客が御朱印を求めて並んでいました。待っている間に境内を撮ったのが右。10分ほどで御朱印をいただけました。



万治の石仏
 下社春宮の参拝とセットなのが万治の石仏ですよね。雨が降って足元は悪いですが、万治の石仏も見に行きます。下社春宮の横の川を渡る。中州には浮島社があったりしますが、参拝はせずに先に進む。
 こちらが万治の石仏です。今回で二回目か三回目の訪問ですね。この石仏には伝説があります。諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を建てるため、石工たちがこの大石にノミを入れたところ、石から血が流れ出したといいます。石工達は恐れをなし仕事を止めてしまったとか。石工たちはこの石に阿弥陀如来を祀って石仏にしたそうです。正式な参拝方法は、時計回りに参集回る、というものらしい。ちゃんとやりましたよ。



おんばしら館 よいさ
万治の石仏から歩いて「おんばしら館 よいさ」へ移動。ここは七年に一度行われる御柱祭の解説をしてくれる資料館です。左は御柱を立てるときに用いる滑車。ロープを引っ張るのに使うもの。右はその時の模型です。御柱は四本立てるので、四回この作業をするんです。大変だ。
 「神宿る」「伝えよう諏訪の氏子の」っていう幟が展示してありました。平成28年の時のものだそう。御柱祭の荒々しさが伝わってきます。右は一之宮御用のおかめ。このおかめは福を呼ぶとの意味が込められているんだって。
 左は御柱を立てるときに使う綱かな?7年に一度なので、毎回新しいものを使うっぽいね。右は御柱の端っこ。
 秋宮一之御柱って書いてありまして、上に座らせてくれます。ペンギン姉さん、クマ兄さんとも座って写真を撮ってみました。たくさんの人が座ったからかつるつる滑って危ない。
 鉄腕アトムと御柱祭のマンホールがあるとのこと。おんばしら館の中に展示してありましたが、外の庭に実際に使われているマンホールがありました。
 おんばしら館の見学後、下社春宮下馬橋も見に行ってみる。下社で一番古い建築物で室町時代のものだそう。年二回行われる祭りの際には、神輿はここを通るそうです。どんなに身分の高い人もこの橋の前で馬や籠を降りて、参拝したそう。



木落し坂
 御柱祭の説明を聞いていると出てくるのが木落し。山の中から神聖な木を選び、諏訪大社まで運ぶのですが、その途中にある坂を通り抜けるのに、御柱を落とすのです。御柱祭のハイライトですね。
 で、その木落し坂にやってきました。
 直径約1m、長さ約17m、重さ約10t 以上にもなる樅の巨木を落とすのです。傾斜は約35度。スキー場なら上級者コースくらいかな。
 木落し坂の下から見たほうが傾斜のきつさがよくわかります。ここ、木だけを落とすんじゃなくて、氏子が木に乗って一緒に落ちてくるんですよね。ニュースなどでも見たことあります。よく死人が出ないもんだ。



 じゃ、次行こう。



諏訪大社 下社 秋宮
 10:40、諏訪大社 下社 秋宮にやってきました。手水舎は龍の口から水がでて、竹の先からも流れ出るタイプ。
 鳥居を抜け、階段状の参道を進む。両脇の石畳は雨に濡れて滑るよ。
この杉は「根入りの杉」樹齢は700年ほど。丑三つ時になると枝先を下げて、寝入りいびきが聞こえ、子供に気の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まるという。
 秋宮にも神楽殿があります。春宮と同じような大きな注連縄が特徴かな。
 続いて幣拝殿を参拝する。この幣拝殿の雰囲気、春宮と似てます。それもそのはず、春宮、秋宮は同じ絵図面が与えられたと伝えられ、構造は同じで、二社の建築では彫刻の技が競われているそうです。
 一之御柱が立てられています。二之御柱も反対側に立てられていました。右はさざれ石。君が代で歌われるさざれ石ですね。
 ペンギン姉さんが授与所で御朱印をもらっている間に、クマ兄さんはもう一度神楽殿をパチリ。秋宮よりこちらの春宮のほうが参拝客が多きような気がします。なんでだろう???



諏訪大社 上社 本宮
 12:.00、続きまして上社本宮にやってまいりました。白い鳥居をくぐって境内へ入る。鳥居を抜けると目の前に一之御柱がありました。
 まずは参拝所(左)を参拝する。そして、反対側には授与所があるんだけれど、ここでは御朱印はいただけないらしい。後から社務所でもらおう。そして、ここは杉の木に囲まれていて山奥に来たって感じがします。実際はそんなことないんだけれど。
 入口御門 布橋(左)を抜けて長廊を歩いてみます。長廊は約70m、三十八間あり、明治維新までは上社の大祝のみ通った所で、その時に布を敷いたことから布橋の名称がついているそうです。
 長廊を抜けると二之御柱がありました。この辺りには大太鼓もありました。正しくはこちらから参拝するのかな?
 長廊を戻り社務所へ。ペンギン姉さんが社務所で御朱印をもらっている間に周辺を散策する。
 手水舎の脇に明神湯(左)というのがありました。古来より諏訪明神ゆかりの温泉とされ諏訪の温泉の源泉とも伝えられているそうです。というか、こんなところから温泉が湧いているのか。
 右は雷電為右衛門の像。幕末に信州小県郡大西村が生んだ名力士。茅野氏出身の彫刻家が彫ったもので文部大臣賞を受賞した作品だそうです。

 これで三社巡りました。もう一社。



諏訪大社 上社 前宮
 12:25、本宮から車で数分、上社前宮に到着。ここは今までの三社と比べてちょっと地味。
 参道を歩いていくと開けた場所でに出ます。その中にこんもりとした茂みがあって、その中に本殿があるようです。
 こちらが前宮本殿。諏訪大社四社の中で一番質素だと思う。そして本殿があるのはこの前宮だけなんだそうです。ほかの三社はご神木や自然そのものをご神体としているのですが、前宮だけ神様が鎮座する場所として本殿があるんだって。
 ということで、ここが信仰の原点。建御名方神が最初に降り立った地なのだそう。
 全体的にコンパクトなつくりの前宮。御柱も四本とも見ることができます。ほかの社は一般人には見えない場所にも御柱があるんだよね。

 最後に社務所で御朱印をもらったら、四社巡った記念品をもらえました。



本わさび飯
 12:45、上社前宮を出発。実はまだお昼ご飯を食べていません。大王わさび農場でわさび飯を食べようと思って、お昼ご飯は我慢してました。

 13:00、諏訪ICから中央道に乗る。そして長野道へ。
 13:45、大王わさび農場に到着。二日連続です。わさび飯が食べられる大王庵に行こう。
 本わさび飯を食べに来たんだけれど、信州そばも食べてくなったので、両方食べられるセットを注文しました。料理が運ばれてくるまで、本わさび飯の食べ方を勉強しておく。
 5分ほどで信州そばと本わさび飯が運ばれてきました。わさびをご飯の上に乗せ、おかかや海苔などの薬味を乗せ、醤油をかけていただきます。
 つーん!と強いわさびの刺激が鼻を攻撃する。あぶなく口に含んだものをペンギン姉さんに向けて噴き出すところでした。そんな刺激があったもののわさびのネコまんまをおいしくいただきました。



 14:20、これにて今回の旅行は終了。二日目の今日は天気が悪かったけれど、念願の諏訪大社四社巡りとわさび飯が食べられたので大満足です。

 じゃ、帰るか。国道148号線を北上して糸魚川方面へ。糸魚川市で給油し、糸魚川ICから北陸道に乗って富山方面へ。



帰宅
 17:05、親不知子不知を通過する。この辺りは険しい道のりで、高速道路は海上に作られています。
 17:20、越中境PAでコーヒーを買う。あと一時間くらいで帰れるけど、眠くなってきてしまった。もう少しなので頑張ろう。

 19:00ごろ、小杉ICで北陸道を降りる。すぐ近くのコストコ射水倉庫店によって給油。

 19:20、自宅に到着しました。お疲れ〜。今回のドライブは575kmでした。



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